ついにパソコンデスクの形が完成しました。
ここまで本当に長かったけど、あとは塗装するだけで、このパソコンデスクは本当に完成です。本記事はパソコンデスク作りのNo4(デスクの塗装)になります。
前回までの記事で、組み立てまでが終わっています。材料の準備、設計、加工、組み立てに興味のある方は、よろしければ以前の記事もあわせて読んでみてください。
ド素人のパソコンデスク作り No1 (材料の準備、設計)
ド素人のパソコンデスク作り No2 (材料の加工)
ド素人のパソコンデスク作り No3 (デスク組み立て)
目次
使用した塗料について
水性ウレタンニス
使用した塗料は以下の水性ウレタンニス(ゴールデンオーク)です。主に室内の木部、建具、床などに使用できます。
ペイントジョイ楽天市場店で購入しました。
ムラになりにくい
水性ウレタンニスは、ムラになりにくく、とても塗りやいです。
個人的なポイントですが、塗料に少しだけ水を混ぜて薄めてから塗ると、塗料の伸びがよくて断然塗りやすかったです。
水に溶けるので管理が楽
塗料は水に溶けるので管理がとても簡単です。仕様後のカップやハケなんかも水道水でジャブジャブ洗えます。
当然ですが、塗料が乾いたら強力な塗膜を形成するので、水に溶けたり流れたりすることはありません。
嫌なニオイがほとんどない
水性ウレタンニスは、塗料のニオイがあまりないのも特徴です。
屋外用のペンキなど、シンナー的なニオイが辛いですよね。でもこの水性ウレタンニスはあの独特の嫌なニオイがないため、室内でも安心して使えます。
実際に、今回は家の中で塗っていますが家族(特に嫁)からの苦情はありませんでした。室内の木部塗りをする方に非常にオススメしたい一品です。
塗るときには以下のような使い捨ての塗料カップがあると便利です。缶から直接塗らずに、少量ずつカップに入れて塗ることをオススメします。
水性塗料の場合は、使い終わったら水で洗えばまた使えます。汚くなったら捨てて新しいものに交換しましょう。
塗料の量について
今回このパソコンデスクに前記した水性ウレタンニスを3度塗りしましたが、0.7Lでは後半かなりギリギリの量でした。
これでもデスク裏側とか、目に見えない部分はきちんと重ね塗りをしていないので、裏側まで全てきっちり塗りたい、もしくは組み立てる前に全面塗ってしまいたい、みたいな方は0.7L缶では足りないと思います。
心配な方はもう1缶、もしくは300mlの小さいサイズもあるので、追加で購入することをオススメします。
塗装について
3回以上の重ね塗り推奨
塗装については、個人的に3回以上は塗ったほうが良いと思います。以下の画像を見ていただければ、重ね塗りの大事さがわかると思います。

1回目の塗装時には「あ、これ失敗したな」って思ったものです。色ノリも悪いし、塗り方も下手くそなので色ムラだらけです。

2回目の塗装くらいから、なんだか急に良い感じに仕上がってきました。色が濃くなって、気になっていた色ムラが少し軽減されています。

3回目を塗った時にはツヤツヤでかなり満足な色に仕上がっていました。基本的に塗れば塗るほど色が濃くなり、深みが増していきます。
これから水性ニス塗装をする方は、まずは何も考えず3回は重ねて塗ってみてください。素晴らしい出来になります。
ただし、乾燥時間は必ず守ってください。塗り重ねるときにはきちんと乾燥させて、一度表面のペーパーをかけてから、これ鉄則です。
回数を重ねるごとに色が濃くなり、色ムラが軽減されていきます。自分が求める色になったらやめるのもひとつの手です。
サンドペーパーについて
塗装後のペーパーは必須

塗装前後に400番のサンドペーパーをかけているんですけど、これをやるのとやらないのでは、天と地ほどの差があります。
塗装の乾燥後の表面は、触ってみるとわかりますが、優しいおろし金のような感覚でザラザラしています。このまま重ね塗りすると、刷毛が引っかかる感じがあり、毛も抜けやすくなるし、何よりうまく塗料がのらないと思います。
400番程度のサンドペーパーで表面を軽くこする程度で良いです。気合を入れてゴリゴリと削る必要はありません。
たったこれだけの手間で、手で触ってもわかるくらいに表面がサラサラになります。サラサラの上なので、ハケの色ノリも全然違ってきます。塗装乾燥後のペーパーは絶対にかけてください。
ペーパーの時は防塵マスク推奨
サンドペーパーをかけるときには、防塵マスクをした方が良いです。
普通のマスクでもしないよりはマシだと思いますが、できるだけ粉塵専用のマスクを購入したほうが良いと思います。
細かく削られた塗料は、粉塵となり、空気中を漂います。マスクをしないとそれらの削られた粉塵を直接吸い込むことになるので、健康上よくありません。
ヤスリホルダー、なければ角材など
サンドペーパーをかけるときには、以下のようなクリップ式のヤスリホルダーがあると作業が断然楽です。サンドペーパー単体でかけると、辛すぎて腕や指が死にます。
手のひらサイズの角材などにサンドペーパーを巻くようにして、ペーパーをかけても良いと思います。動画では角材にサンドペーパーを巻いて使用しています。
余った塗料の処理方法

少量ずつトレイに移しながら使っていても、塗装後は塗料が少し余ったりします。
トレイに余った塗料はそのまま缶に戻しても良いですが、基本的に空気に触れていると塗料は固まってくるので、この状態であまり缶に戻したくはありません。
そこで、僕はいらない新聞紙に塗料を塗り広げて燃えるゴミに投げています。これだと楽にいらない塗料の処理ができます。水性塗料ですが、大量の塗料を水道水で流すのはやめましょう。
ハケやトレイに関しては水性塗料なので、水でざぶざぶと洗って、キレイに流してから乾燥させてあげると再利用が可能です。
ついにデスク完成

デスクが完成しました。横サイズが1.8mもあるので、存在感が半端ないです。憧れの広いデスク、最高です。
取り急ぎ、パソコンなど、デスク周辺のものを戻して写真を撮ってみました。

夜に撮ったのでちょっと色合いがわかりにくいですが、ド素人としては、かなり良い出来だと思います。
今後やりたいこと

パソコンデスクが完成したので、これからはデスク周辺の最適化、環境の整備を中心に行っていきたいと思います。これまでやりたくてずっと放置してきた自宅のPC環境を最適化します。
目指すはシンプルでありながら高機能、それでいて、掃除性も良いレイアウトです。
パソコンの組み換え
まずはじめにやりたいことは、パソコン本体の組み換えです。長年使用しているZALMANのケースはすでに電源ボタンの接触が悪くほとんど機能しません。
こちらはすでに新しいケースを購入してあるので、近々組み換えたいと思います。組み換えついでに、中古パーツも一通り揃えてあるので、そちらにグレードアップします。
配線類の処理
こちらも早急にやりたい課題です。現在の配線は、上の画像にも写っていますが、取り急ぎ設置した床置きタコ足配線となっています。これはホコリなどの観点からあまり良い状態とは言えません。
パソコンデスク設置後にパソコンの起動を優先に配線してしまいましたが、いずれはきれいに配線処理したいと思っています。
モニターアーム
木のパソコンデスクに変えたので、前からやりたかったモニターアームも設置したいです。その前に手頃なモニターも1枚欲しいですが。
モニターアームはデスクに小さい穴を開けて、グロメット方式で設置する予定です。モニターアームといえば、個人的には絶対エルゴトロンですね。
ド素人のパソコンデスク作り No1 (材料の準備、設計)
ド素人のパソコンデスク作り No2 (材料の加工)
ド素人のパソコンデスク作り No3 (デスク組み立て)
完成おめでとうございます、かなりの出来映えですね!
いつも楽しい興味深い記事をありがとうございます。