少なくとも現時点でマイナンバーカードを持っていない方は、サクッと取得しておいても損はないと思います。
この記事ではマイナンバーカードを取得するための手続きについて説明します。
マイナンバーカード取得のメリット

マイナンバーカード取得に関しては主に以下のメリットがあります。
この中では特に「住民票などの公的証明書がコンビニで取得できるようになる」というのは、誰でもメリットが大きいのではないでしょうか。
マイナンバーカードがあれば、平日の昼間にわざわざ仕事を抜けて役所に行く必要がなくなりますね。
- 住民票、印鑑登録証明証ほか公的証明書がコンビニで取得できる
- 各種行政手続きのオンライン申請に利用できる
- 公的な身分証明書として利用できる
- オンラインバンキング等の民間オンライン取引等に利用できる(予定)
- 市区町村や国等が提供する様々なサービス毎に必要だった複数のカードが一体化できる
- 2020年9月以降に最大25%の電子マネーポイント還元があるかも(今後の予算次第)
受け取りまでに必要なこと
マイナンバーカードを受け取るまでのフェーズについては大きく2点あります。
- マイナンバーカードの交付申請
- マイナンバーカードの受け取り
以下で一つずつ説明します。
マイナンバーカードの交付申請

マイナンバーカードは、郵送、またはオンライン申請で手に入れることができます。 オンライン申請する時は、スマートフォンやパソコンから申請できます。
申請には概ね1ヶ月くらい要するようです。手続きはお早めにどうぞ。
郵送での申請
マイナンバーカードの申請に以下のものが必要になります。
- 個人番号カード交付申請書
「通知カード」と「個人番号カード交付申請書」は、住民票の住所宛てにすでに届いていると思います。下の画像のものです。

画像赤枠の部分が「通知カード」です。こちらはマイナンバーカードの引換時に必要になります。
通知カード(赤枠)の下にあるのが「交付申請書」です。これはマイナンバーカード申請時(郵送する場合)に必要になります。
交付申請書をなくした場合は以下サイトよりダウンロードすることもできます。また、郵送に必要な封筒もダウンロードできます。
スマートフォンでの申請

本記事では、スマホでのマイナンバーカード申請方法について説明します。
スマートフォンでの申請に必要な手順は以下の通りです。
- スマホのカメラで交付申請書のQRコードを読み取り、WEBサイトにアクセス
- メールアドレスを登録
- 顔写真撮影・登録
- 生年月日などの必要事項の登録
スマホで実際に申請してみた動画
スマホでマイナンバーカードの申請方法については、以下の動画を参照してみてください。実際の申請で僕がやったことです。
スマホのカメラでQRコードを読み取り

個人番号カード交付申請書の下の方にあるQRコードをスマホのカメラ部分で読み取ります。
読み取ると、WEBサイトが出てくるので、そちらにアクセスします。これが申請専用のWEBサイトになります。
メールアドレス登録

QRコードからアクセスする申請サイトでは、すでに申請書ID(個人番号カード交付申請書に記載)が自動的に入力されています。これは楽ですね。
自分の氏名、メールアドレスを入力して登録ボタンを押します。
登録したアドレスに「個人番号交付申請書受付センター」よりメールが届くので、メール内のリンクをクリックして登録を進めます。
顔写真撮影・登録

顔写真の登録を行います。
写真は事前に撮影しておいても良いですし、スマホでそのまま撮影しても良いです。ただし、撮影方法は注意が必要です。
顔写真の規格
- 6ヶ月以内に撮影した写真(正面、無帽、無背景)
- 明るく鮮明な写真
- ファイル形式:JPEG (RGBカラー)
- ファイルサイズ:20KB~7MB
- ピクセルサイズ:幅及び高さ 480~6000ピクセル
家で撮影する場合、適当な場所で撮るのではなく、背景に何も写り込まないように注意します。
白い壁などを背景にすると良いと思います。光の加減によっては、自分の影が写りこんでしまったりするので、個人的にはここで苦労しました。
必要事項の入力
その他必要な以下の事項を入力します。
- 生年月日
- 電子証明書の発行希望有無
- 氏名の点字表記希望有無
すべての入力が終わったら「登録」ボタンを押して終了です。
マイナンバーカードの受け取り

申請が終われば、後はお住まいの市区町村から「交付通知書(はがき)」が届くのを待つだけです。
目安としては1ヶ月くらい待つそうですが、僕の場合には3週間くらいで交付通知書が家に届きました。
- 交付通知書(はがき)が家に届く
- はがきに記載された場所に受け取りに行く
マイナンバーカードは本人受け取りが基本となります。
やむを得ない(病気や怪我などの動けない)事情がある場合に限り、代理人による受け取りも可能となっているようです。
マイナンバーカード受け取りに必要な書類
- 交付通知書(届いたはがき)
- 通知カード
- 本人確認書類
交付通知書(はがき)
こちらは市区町村から家に届いたはがきです。
はがきに本人による署名、印鑑が必要になります。その他暗証番号を手書きする欄もあります。
暗証番号については下の方で詳しく記載します。
通知カード
すでに家に届いているものです。以下画像の赤枠の部分を切り取って持っていきます。通知カードとマイナンバーカードを交換という形での交付になります。

本人確認書類

本人確認書類は、主に写真付きの運転免許証になります。運転免許証がない場合は、以下の確認書類(他にもあり)の中から2点が必要になるようです。
※運転免許証以外の本人確認書類については、詳しくはお近くの市区町村にお問い合わせください。
- 健康保険証
- 年金手帳
- 社員証、学生証
- 学校名が記載された各種書類
- 預金手帳
- 医療受給者証など
暗証番号の設定
マイナンバーカードを受け取りに行く際には、事前に暗証番号を決めておく必要があります。暗証番号は主に以下の4種類があります。
- 署名用電子証明書
- 利用者証明用電子証明書
- 券面事項入力補助用
- 住民基本台帳番号
1、署名用電子証明書
英数字6~16文字以内です。
インターネットで電子文書を作成・送信する際に利用 電子申請(例:e-Taxなど)や民間オンライン取引の登録などに利用します。
作成した電子文書が間違いなく自分が作成したものである、という証明に使われるようです。
2、利用者証明用電子証明書
数字4桁。インターネットサイトやキオスク端末等にログインする際に利用します。
行政のサイト(マイナポータル等)のログイン 民間のサイト(オンラインバンキング)などのログイン時に使用されます。
ログインした人が自分であることを証明するために必要みたいです。
3、券面事項入力補助用
数字4桁。確定申告時などオンライン申請時に、マイナンバーカードの内容を自動的に入力するために必要になります。
自治体によっては図書カードなどにも利用されるらしいが、今のところあまり使われていない。
4、住民基本台帳番号
数字4桁。こちらはマイナンバーカードを使った転入や転出等時に使用する番号らしいです。
利用者証明用電子証明書、券面事項入力補助用、住民基本台帳番号はすべて数字4桁なので、同じ数字でも良いそうです。僕もすべて同じにしました。
暗証番号は、マイナンバーカードの引換時に実際に自分で端末に入力します。
マイナンバーカードの受け取りに必要なことは以下の動画にすべてまとめています。よろしければ参考にしてみてください。