HHKB Professional HYBRID Type-S発売。さぁHHKBを語ろうか

HHKB 新型 HYBRID
HHKB 新型 HYBRID

2019年12月10日。孤高の遺伝子を受け継ぐ真の最高峰キーボード HHKBがついにリニューアルされました。

HHKB特設サイト

ほんとね、どれだけこの日を待ったことか。5年前、はじめてHHKBを購入した時のあの興奮が蘇ってくる。はじめてHHKBを知った日、うちに来た日、触った日、キーを打った日、そして、はじめて無刻印にしてみた日。

この5年間の思い出が走馬灯のように僕の頭の中を駆け巡ります。

僕はこの5年の間、他のキーボードにいっさい浮気することなく、純粋にHHKBだけでやってきた。

家のキーボードをHHKBにして、それに慣れてくると今度は会社のキーボードに違和感を感じてきたので、会社のキーボードまでもHHKBに切り替えたのです。

その出費たるや、恐ろしいものですが、5年間、家と会社でずっと使ってきて、今でもやっぱり僕はHHKBが好きで好きでもう辛抱たまらないわけです。

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HHKB Professional BTが欲しかった

実はHHKB Pro2の購入後、HHKB Professional BTというモデルがすぐに出てしまって、とてつもなく欲しかったんです。あまりに欲しすぎて、購入していないのに記事書いてしまったほど。

けれど、我慢しました。このキーボードは僕のような庶民にはそうそう買い換えるようなシロモノではないからです。

HHKBラインナップ一新

さて、記念すべき2019年12月10日、これまで何年もの間、ずっと更新されていなかったHHKBが新しくリニューアルしました。新しいモデルは以下の3点です。

  • HHKB Professional HYBRID Type-S
  • HHKB Professional HYBRID
  • HHKB Professional Classic

3つのモデルそれぞれに英語配列、日本語配列、無刻印、刻印、があり、色も従来の墨タイプとホワイトモデルが選べます。すべてのモデルで色の選択ができるのも地味にうれしいですね。

HHKB Professional HYBRID Type-Sの特徴

HHKB Professional HYBRID Type-S
HHKB Professional HYBRID Type-S

そもそもこれまでにHHKBのBT版のType-Sを待ち望む声はあったと思います。当然ですよね。どうしてこれまで出なかったのか不思議なくらいです。

Type-Sは静音仕様のHHKBですが、これまで有線バージョン&ホワイトモデルしかなかったのです。僕はずっと静音のType-Sに憧れていて、いつかはType-Sにしたいと願っていたほどです。Type-SのBluetooth版が出たら買おうって決めてました。

有線(USB)、Bluetoothどちらでもイケる仕様

今回の新製品「HYBRID Type-S」は、ハイブリッドと名のつくとおり、有線(USB Type-C)での接続もBluetooth接続も、どちらでもお好きな方でできるという万能タイプです。

例えば、Bluetooth版は使用していないときにスリープ状態になるらしく、復帰させるのにいちいちひと手間かかる、という問題があります。これは技術的に仕方ないのかもしれませんが、常日頃から有線で接続している人にはちょっとした間でもイライラポイントになりかねない事案です。

このあたりのイライラ度は使用している人にもよるので、すべての人が満足のできる製品ではありませんでした。そこでHYBRIDです。これはすべての人がある一定数は幸せになれるポイントではないかと思うわけです。

メインPCであるデスクトップ機には有線で接続して、MacBookProなどに接続する場合にはBluetooth接続に変更できる。これはすごいです。汎用性が高いなんてものじゃない。

あとの問題は切り替えがどのくらいスムーズにできるか、だけですが、この点については届いたらしっかりとレビューしてみたい部分です。

さらにこちらは従来の静音タイプであるType-Sを継承しているモデルなので、僕にとってはこれを買わない選択肢はないですね。

キーマップ変更可能

これも驚きの機能を実装してきましたね。いま現在ではWindows版限定になりますが、専用のソフトをインストールすることで、簡単にキーマップを変更することが可能になりました。

※将来的にはMacOSにも対応するらしいです。

やりようによってはすべてのキーを別物にかえてしまうこともできそうです。こちらも汎用性が高いです。キーボードという枠をソフトウェアの側からひとつ超えてきた、という感じです。

変更したキーマップは、HHKB内に記録されるというのがまた素晴らしいポイントです。一度設定したら、あとはそのまま別のパソコンに接続しても設定が変わらない、という最強仕様です。

これで買わない人、もういないと思います。

僕はこちらを買いました。

ちなみに僕がポチったモデルは「HHKB Professional HYBRID Type-S」の英語配列の墨、無刻印モデルです。いまから届くのが楽しみで仕方ないです。

HHKB Professional HYBRIDの特徴

 HHKB Professional HYBRID
HHKB Professional HYBRID

HHKB Professional HYBRIDですが、Type-Sとの違いは、高速打鍵・静粛性がない、というだけです。

キーストロークが0.2mm変わってくるので、従来のモデル(HHKB Pro2)が好きで、Type-Sの打鍵感に馴染めなかったという方はこちらを選択するのが良いと思います。この辺はあくまでも好みの問題かもしれません。

こちらも有線、無線対応、キーマップ変更など、 Professional HYBRID Type-S と機能的には変わりがないので、打鍵感やタイピング音など、好みの違いで選択すると良いと思います。

HHKB Professional Classicの特徴

HHKB Professional Classic
HHKB Professional Classic

こちらは従来のモデル(Pro2)の継承版といった位置づけですね。

有線のみの接続なので、電池部分の突起がありません。スッキリしたモデルです。有線接続で良いのでできるだけコンパクトにしたい、という人向けでしょうか。

もしかしたら細かな内部は変わっているのかもしれませんが、基本的には従来のPro2と同等で、配線がUSB Type-Cに置き換わっただけ、といった印象です。

どちらを選んでも最強

結局南極、HHKBですから。高級キーボードで躊躇する気持ちはわかります。

迷うくらいなら買ったほうが精神的にお得

迷っていて数ヶ月後とかに購入するのであれば、いますぐにでも買ったほうが自分の精神衛生上お得だと考えます。

なぜなら、一度欲しいと思ったら僕はいずれ買ってしまうから、です。

結果が変わらないなら、今買うか、未来に買うか、時間軸の問題でしかないです。つまり、購入をためらってモヤモヤしている時間だけ自分は損していることになります。

これはなにもHHKBに限らず、僕は欲しくなったらまったくお金がない場合を除いて、貯金ギリギリとかでも買うようにしています。

キーボードは一生モノですからね。今回のHYBRID版の電池が市販の単3電池というところもなるほど納得です。キーボードは壊れないから一生使える、ということのメーカーとしての自信の現れでしょう。

僕はこれからもHHKBを使用し続けていくと思います。

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