この記事について
この記事ではデスクトップパソコンの配線の種類、接続方法についてざっくりと解説します。以下のような方に特に有効です。
- パソコン初心者
- デスクトップパソコンの接続方法がわからない
- モニターケーブルについてざっくりと知りたい
ノートPCって高くない?
ノートPCでスペックの高いパソコンを購入しようと考えたら、普通に15~30万円くらいはかかってしまいます。
10万円以下の安いノートPCもあるにはありますが、スペック的には物足りなさを隠せない、という感じです。
移動しながら使うことも考えているならそれでも良いでしょう。ただ、据え置きでしか使わない、できるだけ長く使いたい、などの場合、ノートPCは小さくて画面が見にくいし、いろいろな面でコスパが悪いです。
デスクトップパソコンはコスパ高し
デスクトップパソコンであれば、10~15万円くらいでかなり高性能のパソコンが手に入ります。映像処理などの高スペックを求めなければ、10万円以下のパソコンでも十分に実用範囲です。モニターを大画面にすれば、より快適に作業もできます。
僕は断然デスクトップパソコン派なのですが、パソコンの設置場所に余裕があるなら圧倒的にデスクトップパソコンの方がスペックも高く、視認性もよく、かつ安く手に入るので、ぜひオススメしたいです。
ということで、今回はパソコンの設置をしたことがない初心者を対象に、デスクトップパソコンを新規で設置する方法について、ご紹介したいと思います。
最近ではモニターと一体型のデスクトップパソコンが主流ですが、今回設置するデスクトップパソコンは、従来のモニターと別に設置するタイプです。
TSUKUMO(ツクモ)のBTOパソコン
個人的にはeX.computerが好きで利用しています。eX.computerはTSUKUMOのBTOパソコンです。
eX.computerBTOパソコンとはBuild To Orderの略で「受注生産」を意味します。 メーカー製のパソコンよりもパーツ構成のカスタマイズが豊富で、圧倒的な安さが魅力です。
本記事の動画内で設定しているパソコンもツクモのeX.コンピュータ製です。
今現在、僕の会社のパソコンは、ほぼすべてのパソコンをこのex.computer製で統一しています。これまでに20台ほど注文しましたが、5年使用した現在までトラブルは一度もありません。
個人的にはとても信頼できるブランドだと思います。
デスクトップパソコン ケーブルの説明
ここからはデスクトップパソコンのケーブルについてご紹介します。
モニターケーブル
モニターケーブルは、詳しく説明すると色々ありすぎて、初心者は混乱すると思うので、代表的なものをざっくりとご紹介します。
ミニ D-sub 15ピン(VGA)
昔からあるアナログケーブルで、少し前のパソコンはほとんどがこれでした。今でもモニターとの互換性の関係でデスクトップパソコンにはついていることが多いです。
コネクターが青いのが特徴です。中に15本のピンが入っています。
DVI-D(DVI-I)
これもミニD-subと同じくらい普及しています。少し前の規格のケーブルですが、今でも現役で活躍しています。白いコネクターが目印です。
外見は同じですが、ピン数が違うシングルリンクとデュアルリンクがあります。両者は転送量に違いがあり、デュアルリンクがより大画面モニター用という認識で良いと思います。
フルハイビジョン(1920×1080)のモニターで使用する場合はシングルでもデュアルでもどちらでも良いです。
たまにDVI-Iという形式のケーブルもありまして、マイナス形状の端子の横にさらに4ピンついたものがあります。
そちらはデジタルとアナログ両対応のケーブルだと思いますが、最近はあまり見かけなくなりました。いま一般的に流通しているのはDVD-Dだと思います。
HDMI
最近の主流はこちらでしょうか。ゲーム機のテレビ接続も今ではほとんどがHDMIケーブルになっています。
これ1本で映像データと音声データの両方送れます。配線的にも非常にお手軽なので、最新のパソコンにはほとんどついているのではないでしょうか。
形状は凸型を横に引き伸ばしたような形状です。
HDMIの規格は現状で1.2から2.1くらいまでありますが、数字が大きければ転送速度も速いです。フルハイビジョン(1980×1080)の場合はどれを選んでも問題ありません。互換性もあるのでどんなケーブルを選んでも動きます。
対応する機器の規格やモニターの大きさ(フルハイビジョンや4Kなど)によって規格を選ぶのが良いかと思います。
DisplayPort(ディスプレイポート)
一見してHDMIと形状が似ていますが、よく見ると違います。こちらもそれなりに流通しているケーブルです。
形状は、1箇所だけ角が削れたような形状をしています。
規格は1.2から2.0くらいまでありますが、1.2以降のケーブルを使っていれば、特にそれほど意識しなくても良いと思います。
その他のモニターケーブル
Macなどで利用されるThunderbolt3や、最近ではUSB Type-C形状で給電も出来るタイプも出てきているみたいです。
モニターケーブルは色々ありますが、WIndowsパソコンなら
- ミニD-sub15ピン
- DVI-D
- HDMI
- DisplayPort
あたりをざっくりと抑えておけば大抵のものはつなげると思います。
お手持ちのパソコンの出力端子と、モニターの入力端子形状を確認して、ケーブルを選択してください。転送規格も多少は意識すると良いです。
また、手持ちのケーブルがあわない場合でも、各種変換ケーブルも多種多様にあるので、比較的どんな端子でもつなげることができます。
電源ケーブル
電源ケーブルは太古の昔から形状が変わっていません。3ピンの山形みたいな端子です。
実は、モニターの電源ケーブルも同じものが使われています。極端な話、同じ電源ケーブルが2本あれば、どちらのケーブルを利用しても接続可能です。
キーボードとマウス
キーボードは現在ではUSBが主流だと思います。タイプAと呼ばれる、昔からよく見るUSBの型が主流です。
キーボードに関しては、現在でも古いタイプで丸型のコネクターがあります。デスクトップパソコンは互換性を考慮して、旧タイプの丸形コネクターを接続するための端子もついてます。
キーボードの丸形コネクタの端子は「紫色」です。
「緑」の丸形端子もありますが、こちらはマウス用となっています。昔はキーボードもマウスもそれぞれこの丸型端子に接続していましたが、USBが普及してきた今、キーボードもマウスもUSB端子に置き換わっているのが現状です。
LANケーブル
ネットワークに接続するためのケーブルです。終端装置(ONU)やルータなどから接続することで、インターネットなどのネットワークに接続することができます。
LANケーブルの規格としては、カテゴリ(CAT)の数字が大きいほど、対応している回線速度が速いことを意味します。個人的にはCAT6以降を選んでおけば問題ないかと思います。
接続方法
さて、これらのことを踏まえて、ケーブルを接続していきます。接続はどのような順番でも構いません。よくわからない方は、以下の順番通りに接続してみてください。
パソコン本体
- 電源ケーブル
- モニターケーブル
- キーボード
- マウス
- LANケーブル
モニター
- 電源ケーブル
- モニターケーブル
すべてのケーブルの接続を確認したら、パソコン本体の電源スイッチを入れます。以下の動画で詳しく解説していますので、もしよろしければ参照してみてください。
動画内で使用しているパソコンはこちら
初期設定して新しくパスワードを入力しようと思っても、カーソルが4回位点滅してそのあとカーソルは動かなくなります。なのでキーボードからパスワードを打ってディスクトップに文字が打ち込めません。ケーブルは異常ないと思います。また、接続もその通りに繋いであります。どうしたものでしょうか?