Windows10で共有をかけたはずのハードディスクにアクセスしようとすると上記のようなウィンドウが出る場合の対処法です。
そもそも、ネットワーク上から他のPCへ入れない、もしくは他のPCが表示されない場合は以下の記事もあわせて参照してください。
Windows10でファイル共有ができなくなったときに確認したい5つのこと
今回は、個人的にハマった項目なので、自分用にメモしておきます。同様の状態でお困りの方は、本記事の方法でおそらく解決すると思われます。
共有アクセス許可とNTFSアクセス許可
Windows10でハードディスク(もくしは特定のフォルダ)を共有したい場合は、「共有アクセス許可」と「NTFSアクセス許可」の2つの項目を許可しなければなりません。一つずつ説明していきます。
共有アクセス許可
まずはハードディスク(もしくは特定のフォルダ)の共有アクセス許可を行います。
ここでは僕の会社のパソコン(PC名:Kata)のTドライブにネットワーク上からアクセスしたい場合を前提で説明します。
※TドライブはSSDですが、ハードディスク、特定のフォルダでも同様の内容となります。
まずはアクセスしたいパソコン(ここではKata)のTドライブを右クリックしてプロパティを選択します。
プロパティウィンドウの「共有」タブ内にある「詳細な共有」を選択します。
「詳細な共有」ウィンドウの一番上にある「このフォルダを共有する」にチェックをつけます。その後、下にある「アクセス許可」をクリック。
グループ名またはユーザー名のところに「Everyone」があればそちらをクリック後、下の欄にある「アクセス許可」の項目内の「許可:フルコントロール」にチェックを入れます。
※ハードディスクやフォルダを閲覧のみにしたい場合は「読み取り」のチェックだけで良いです。
「OK」ボタンを2回押して、ハードディスク(もしくはフォルダ)のプロパティウィンドウに戻ります。これで共有アクセス許可は終わりです。
NTFSアクセス許可
次にNTFSアクセス許可を行います。
先程のハードディスクのプロパティウィンドウの「セキュリティ」タブをクリックします。
グループ名またはユーザー名の中に「Everyone」がない場合、編集ボタンをクリックします。
アクセス許可ウィンドウ内にある「追加」ボタンをクリックします。
「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウ内下の「選択するオブジェクト名を入力してください」の項目に「Everyone」と入力して「OK」をクリック。
アクセス許可ウィンドウ内に「Everyone」が追加されるので、Everyoneのアクセス許可の部分で「フルコントロール」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。
これでNTFSアクセス許可も終了しました。
実際にアクセスしてみる
上記の2つの共有設定が終わったら、ネットワーク上の他のPCから実際にアクセスしてみます。
目的のハードディスク(もしくは特定のフォルダ)にアクセスできれば成功です。お疲れ様でした。
初めまして。小さい会社のネットワーク担当をしています。
ネットワーク内の端末の入れ替えを行ったところ、特定のドライブで共有ができず、2時間ほど試行錯誤してこちらにたどり着きました。
共有タブのところとネットワークの詳細設定の情報は数多く、私も何度も見直しても解決に至りませんでしたが、NTFSアクセス許可についての記述を初めて見つけ、1発で見事に解決できました。
本当にありがとうございます。今後もブログを拝見します。