FILCO Majestouch 91テンキーレス黒軸 ブラック
FILCOのマジェスタッチ(テンキーレスモデル)の場合、3つの大型キー(左Shiftキー、スペースキー、Enterキー)は、裏側に特殊なスタビライザー(金属製のパーツ)が入っているため、普通に引き抜くだけでは取り外すことができないようになっています。
キーが取れないからといって「あれ?おかしいな・・」なんて無理にグイグイ引っ張って外そうとすると、最悪の場合スタビライザーが曲がってしまう可能性があります。今回は、左Shiftキーの交換を例に、スタビライザー付きのキーの取り外し方なんかを説明したいと思います。
マジェスタッチ(Majestouch)のキートップ交換方法
周りのキーを外します
左Shiftキーの周りのキーを全て外します。キーを外す場合にはマイナスドライバ―でもできますが、キートップを傷つけないために、できれば専用の工具があると便利です。今回は以下のワイヤー式のキートップ外し専用工具を使いました。
さすがに専用工具だけあって、驚くほど簡単にキートップが外れます。これは楽です。
Shiftキーを浮かせて持ちあげます
次に専用工具をあててキートップを浮かせるのですが、この段階ではまだスタビライザーがキーについているのでキートップは外れません。
持ち上げた状態で横から覗くと、赤丸内の白いプラスチック状の部分にスタビライザーが左右外側から内側に刺さり込んでいるのが確認できます。取り外すにはこのスタビライザーを外側に広げて白いプラスチック上の部分から取り外します。
スタビライザーの左側を外す
スタビライザーの左側を細めのマイナスドライバーなどを使ってゆっくりと外します。ここが最も慎重になる部分です。キートップ自体は動かないように指で押さえながら、白いプラスチック部に刺さりこんでいる部分だけを左側に押しつけるようにして広げます。スタビライザーは弾力性があるので力をかけると簡単に広がります。
左側が外れたら右側を外します
スタビライザーの左側が外れたら、後はキートップ自体を左方向に動かすことで右側も外れます。これでキートップの取り外しができます。
白いプラスチック部分を移植します
元々のShiftキーにの裏側についているスタビライザーを入れるための白いプラスチック部分を新しいキーに移植します。ドライバーなどでこじって外し、新しい方の同じ部分に取り付けます。
※清掃などを目的にキーの取り外しをする場合にはこの工程は必要ありません。
逆の手順で元に戻して終了です
外した時と逆の手順で取り付けます。
完成
キートップの取り外しは、よく調べずに適当にやろうとすると高い確率で壊してしまいますが、仕組みがわかっているとそれほど難しくはないです。まずは下調べをしてからはじめたほうが良いと思います。