NEX-5Rを使い始めてもうすぐ3年になります。
もともとカメラマニアでもないこの僕が、この約3年間という間に、少ない小遣いを捻出し、時には嫁にレンズの値段を偽りつつ、時には家の洗濯機を購入した時の「ヤマダポイント」なんかを駆使しながらも少しずつ充実させていったレンズ達。
苦労して手に入れたレンズだからこそそのひとつひとつに思い入れがあるわけで。
今日は僕が所有するそんなレンズ達をご紹介します。カメラにウン十万とかけられるカメラマニアの方から見れば到底レベルの低い話になりますが、そうじゃない方のほうが現実的には多いと思うのであえて記事にしました。
種類は少ないですが、Eマウントレンズとしてどれもお勧めできるレンズです。Eマウントレンズ選びで悩んでいる方へ、何らかの参考になれば幸いです。
Eマウント 本当に買って良かったレンズ
単焦点レンズ E 50mm F1.8 OSS
一番最初に購入したレンズです。NEX-5Rを購入して1年間の間、標準レンズでシコシコと撮影してきた中で、そろそろレンズでも買ってみようかな、なんて思って初めて購入してみたレンズです。
当初の購入動機は安かったから。ですが、このレンズは世間一般に言われる「安かろう悪かろう」といったレンズでは決してない。このレンズで初めて撮影した時の感動は今でも忘れられません。
とにかく明るい安村
どこかのお笑い芸人みたいなタイトルですが、このレンズはその値段からは想像もできないくらい明るく美しく、そして魅惑的な画質を叩き出し、時々神レンズと称されるレンズです。初めてこのレンズで撮影した時は、シロウトの僕にもはっきりとその違いがわかりました。
Eマウント用の交換レンズとしてはとにかく値段が安く、値段の割には画質として体感ではっきりと違いが感じられるコストパフォーマンスは最強のレンズだと思います。
美しい背景ボケ
驚いたのはF1.8で撮影される美しい背景ボケです。ボケ味どうこうということは詳しくわかりませんが、その写真、その動画で、なんともいえない神秘的な空間を演出してくれます。
以前にこのレンズで撮影した動画を参考までにのせておきます。F2.5、AFで撮影しています。ボケ部分のなんとも自然な感じがわかっていただけると幸いです。
以前にSEL50F18で撮影した動画
画角が狭いのがデメリット
デメリットはこのレンズの50mmという焦点距離です。画角がかなり狭く、これまでの標準レンズ同様に子供の写真を撮ろうとしたらほぼほぼ顔くらいしか写りません。そのくらいドアップで撮影されてしまいます。
このレンズは単焦点レンズであり、ズーム等はできません。画角はかなりドアップなので、その分、自分が下がって撮るしかないのです。
これまでズームが当たり前だった自分に、きちんと撮ることの難しさ、楽しさ、画角を考える事、単焦点という難しさ、なんかを強制的に教えてくれたレンズです。ある意味、撮影者を育ててくれるレンズ、と言えます。
E 18-200mm F3.5-6.3 OSS
子供のサッカー、運動会、学習発表会等、NEX-5Rで写真から動画まで全てを撮影していると、標準のレンズのズーム域ではどうしても望遠側が足りなくなります。
現在では、子供の行事関係の望遠を多用するような場面では100%このレンズです。むしろ大活躍といっても過言ではありません。
これ1本で全てが間に合ってしまう最強レンズ
このレンズは近接側が18ミリ、望遠側が200ミリという、望遠レンズでありながら近接域もカバーしているレンズなので、日常使用するほぼ全ての距離感に対応できます。
子供の運動会を最大望遠で撮影した後、そのまま近くのお弁当の写真までサクッと撮れてしまう、そんなレンズです。
もともとはNEX-VGシリーズに搭載されていた動画撮影用のレンズということもあり、手ブレ補正付きで動画も安心して撮れる、という大変万能なレンズです。場合によってはこのレンズ1本で日常生活からイベント時まで全ていけたりします。
デメリットはその重さ
なぜこんなに万能なレンズなのに日常生活では付けないのか、それはこのレンズが「大きい」&「重たい」からです。ミラーレス機の最大の武器である「機動力」がこのレンズを取り付けることによって失われてしまいます。
見た目がとっても攻撃的
ただ、このレンズは見た目のフォルム、フードの形など、このレンズを取り付けた時のカメラ全体の重厚感、雰囲気など、視覚的には一番お気に入りだったりします。
このアンバランスさが個人的にはツボで、シルバーという色も相まってか、メカメカしくなんだか男心をくすぐります。ワクワクして心底たまらなくなります。花型フードの形もどえらく挑戦的です。
単焦点広角レンズ Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
言わずと知れたEマウント最強レンズです。単焦点でズームはできませんが、画角は24ミリと狭すぎず広すぎず、ちょうど良い画角で、普通に違和感なく写真を撮れます。
F1.8の明るいレンズで、夜の暗い室内でも使える、画角的にも自分の目と同じような距離感で使いやすい、色乗りや発色、ボケ味も最高、どこをどう見ても弱点が全く感じられない文字通り最高峰のレンズだと思います。
全てにおいて万能
Eマウントのカメラで、望遠ズームが必要ない方はこれ1本だけあれば良いと思います。極端な話、普段撮りする万能なレンズ選びに迷ったらこれ一択でOKなくらいです。
風景から夜景、人物、ヤフオクの出品写真など、ありとあらゆるもの、思いつくものはなんでもいけると思います。このブログ記事のSEL50F18、SEL18200のレンズ単体の写真は実際にこのレンズで撮影しています。なめらかな質感、もう見るからに画質が違います。
適当に写真を撮ってもそれなりに写ってしまうため、写真のウデが一段上がったような錯覚にすら陥ります。このレンズを購入してから標準レンズを全くつけなくなりました。年中ほぼこのレンズつけっぱなしです。
手ブレ補正はなし、でも全然OK
このレンズには手ブレ補正がついていません。動画を撮ると手持ちでは多少ブレが気になる場面はあります。
写真ではF1.8と明るいレンズで、自然とシャッタースピードが稼げるため、手ブレ補正がなくてもそれほど気にはなりません。脇を締めてがっちりと手で支えて撮っていますが、素人目には手ブレはそれほど気になりません。
手ブレ補正どうとかの前に「イイ」とにかくイイの一言なんです。この記事を作成している今日(2016/2/27日)現在、アマゾンの評価で22人中21人が満点の星5をつけているというもはや異常なレンズです。お金を出す価値は確実にあります。
今後購入予定のレンズ
F4固定の超広角レンズです。
風景を撮るとき、近くで迫力のある建物全体像なんかを撮るとき、パノラマ撮影時など、もう少し広角側が欲しい、ということがこれまでに何回もありました。そんな時にあると必ず役に立つレンズだと思います。
NEX-5Rの標準レンズでもそこそこ広角側は撮れるんですけど、それよりもさらに広角が撮れるって考えただけでも魅力的です。値段は張りますが、今後ぜひとも手に入れたいレンズの一つです。
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僕も18-200は買って良かったレンズです。
後は16-35の超広角レンズが良かったです。
50mm F1.8もいいレンズです。最初良く使ってました。
18-200を使い出してから使用頻度が落ちたました。それだけ18-200は使えます。
また、価格もギリギリ買いやすいですからね。