SONY NEX-5R持ちの僕がいまα6000が欲しい5つの理由

ILCE-6000L_S

SONYのミラーレス一眼 α6000 が欲しい

正直な話、NEX-5Rをすでに持っているため、同じAPS-Cサイズのカメラには興味ありませんでした。もし…もしも、今後なんらかの果てしない衝動に突き動かされて新たにカメラを買ってしまうとしたら、おそらくはフルサイズだろう、なんて思っていました。

ところがその考えはα6000の発売により覆されたのです。今日はα6000が欲しくて欲しくてもう辛抱たまらないんだ、という話です。

スポンサーリンク

まずはNEX-5Rとα6000をざっくりと比較

一般仕様、静止画

NEX-5Rとα6000の一般仕様の比較です。

 
  カメラ α6000 NEX-5R
一般仕様 型式 フラッシュ内蔵レンズ交換式デジタルカメラ レンズ交換式デジタルカメラ
使用レンズ ソニーEマウントレンズ ソニーEマウントレンズ
撮像部 撮像素子 APS-C サイズ (23.2 x 15.4mm), “Exmor” APS HD CMOSセンサー APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、”Exmor”APS HD CMOSセンサー
カメラ有効画素数 約2430万画素 約1610万画素
静止画記録  画像ファイル形式  JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.3、 MPF Baseline)準拠、RAW(ソニーARW 2.3フォーマット)  JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.3、 MPF Baseline)準拠、RAW(ソニーARW 2.3フォーマット)
 記録画素数(縦横比3:2)  Lサイズ: 6000 x 4000(24M),Mサイズ: 4240×2832(12M),Sサイズ: 3008×2000(6.0M) Lサイズ: 4912 x 3264 (16M),
Mサイズ: 3568 x 2368 (8.4M),
Sサイズ: 2448 x 1624 (4M)
記録画素数(縦横比16:9) Lサイズ: 6000×3376(20M),Mサイズ: 4240×2400(10M),Sサイズ:3008×1688(5.1M) Lサイズ: 4912 x 2760 (14M),
Mサイズ: 3568 x 2000 (7.1M),
Sサイズ: 2448 x 1376 (3.4M)
画質モード RAW、RAW+JPEG、JPEGファイン、JPEGスタンダード RAW、RAW+JPEG、JPEGファイン、JPEGスタンダード

画素数がかなり上がっているようです。ただ、イメージセンサーのサイズはNEX-5Rと変わらないので、画素数だけが上がってもどのくらい画質に影響するのかは正直わかりません。

ただ、このくらいの画素数になると、SDカードも転送速度の速いもの、容量の多いもの、がどうしても必要になります。安物のSDカードなんて使っていると、後述する爆速連写などの性能をうまく出し切れない可能性があります。

最低でも転送スピードClass10、容量は16GB以上(32GBくらいがベスト)のものを用意したいところです。

SDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応
SDHCカード 16GB Class10 UHS-I対応

液晶モニタ

α6000はタッチバネル方式ではないようです。NEX-5Rでもタッチパネルはほとんど使っていないので特に問題はなし。

 
  カメラ α6000 NEX-5R
液晶モニタ 形式 7.5cm(3.0型)ワイド TFT駆動 7.5cm(3.0型)ワイド TFT駆動
タッチパネル なし 感圧方式
角度調整機能 カメラ背面に対して上約90°,下約45° カメラ背面に対して上約180°,下約50°
ピント確認機能 MFアシスト (5.9x,11.7x) MFアシスト (4.8x,9.6x)

液晶モニタの可変領域が変わってます。NEX-5Rのように自分側に180度液晶を向けることができないので、自撮りする方には不向きかもしれません。

NEX-5R 180度可変モニタ
NEX-5R 180度可変液晶モニタ

その他には、マニュアルフォーカス時のアシスト倍率が少し拡大ぎみになっています。この辺はまあ慣れの問題ではあります。

その他もろもろ

本体寸法が少しだけ大きくなってます。それにともなって質量も少しだけUP。それでもまだまだ携帯性に優れているのは間違いない。レンズからバッテリーまで全て共用できるのが当たり前なのかもしれませんが、何気にうれしいところです。

 
  カメラ α6000 NEX-5R
電源 使用電池 リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50 リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50
静止画撮影可能枚数/時間 ファインダー使用時:約310枚
液晶モニター使用時:約360枚
約330枚 (CIPA規格準拠)
質量・外形寸法 質量(g)(バッテリー含む) 約344g 約276g
外形寸法 約120.0(幅) x 66.9(高さ) x 45.1 (奥行き)mm 約110.8(幅)x58.8(高さ) x 38.9 (奥行き)mm
付属品  付属品  リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50、ACアダプター AC-UB10、ショルダーストラップ、アイピースカップ、マイクロUSBケーブル  フラッシュ、フラッシュ用ケース、リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50、ACアダプター AC-UB10、ショルダーストラップ、マイクロUSBケーブル、CD-ROM
 キットレンズ  ボディのみ ILCE-6000:キットレンズなし
パワーズームレンズキット ILCE-6000L:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
ダブルズームレンズキット ILCE-6000Y:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS、E 55-210mm F4.5-6.3 OSS
ボディのみ NEX-5R:キットレンズなし
パワーズームレンズキット NEX-5RL:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
ダブルズームレンズキット NEX-5RY:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS、E 55-210mm F4.5-6.3 OSS

NEX-5R持ちの僕がいまα6000が欲しい5つの理由

ここからが本題です。僕がα6000を欲しくてたまらない理由は以下に紹介する5つの理由からです。

理由その1、超爆速のAF(オートフォーカス)がイイ!

フォーカス部分の比較です。一番に目を引くのが画面いっぱいに広がった179点ものAFセンサーです。

 
  カメラ α6000 NEX-5R
フォーカス 検出方式 ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式)
検出素子 “Exmor” APS HD CMOS センサー “Exmor” APS HD CMOS センサー
測距点数 179点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式) 99点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式)
AFモード AF制御自動切り換え(AF-A)/シングル(AF-S)/コンティニュアス (AF-C)/ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)/マニュアルフォーカス(MF) シングル(AF-S)/コンティニュアス (AF-C)
フォーカスエリア ワイド(179点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式))/ゾーン/中央重点/フレキシブルスポット(S/M/L) マルチポイント(99点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式))/中央重点/フレキシブルスポット

追随性と高速性に優れた位相差AFと高精度なコントラストAFを併用する「ファストハイブリッドAF」が進化。画面のほぼ全域をカバーする179点像面位相差AFセンサーにより被写体への反応や追随性がさらに向上。様々なシーンでの位相差AFが可能になり、世界最速0.06秒(*)のAFスピードを実現しました。

original_a6000_fasthybridAF_179
SONY α6000 特長ページより

充実したAFモード
α6000になってAFモードのAF-C(コンティニュアンス)がとても素敵に進化しました。液晶上にフォーカスを示す四角い点がリアルタイムで出てきて、いま実際にどこにフォーカスがあっているのか視覚的に瞬時にわかる、というスグレモノです。

※AFモードの「AF-C コンティニュアス」とは
シャッターボタンを半押しの間に自動的にピントを合わせ続けるモード。動きのあるものの撮影に適しています。NEX-5Rにも搭載されていますが、α6000のようにリアルタイムでAFセンサーの表示が動かないので、いまいちどこを基準にピントがあっているのかわかりにくかった。
さらに、動きのあるものに対してはAF-C、動かないものに対してはフォーカスをロックするAF-S(シングル)モードがあり、それらのモードをカメラが自動的に判断して切り換えてくれるAF-Aモードも搭載されています。これこそ、絶えず止まったり激しく動きまわったりする子供の撮影にはピッタリの機能だと思います。

さらにそのオートフォーカスのスピードが尋常じゃない、ということです。0.06秒でフォーカスが合うという驚異的なスピードはとても魅力的です。当然ながらこの爆速フォーカスは、動画撮影時にも有効です。

理由その2、爆速の連続撮影がイイ!

1秒間に11コマの撮影能力。ただ連続撮影してるわけではなく、前記した爆速のAFと連携して、被写体へのピントがかなりの精度で合いつつの連続撮影です。これはこのクラスのカメラとしては脅威的といっていい。

詳しくは以下の動画を見てください。このカメラの良さがすごく良くわかります。

http://youtu.be/de7jQETJII4

動画内で連続撮影していますが、「ガガガガガ」とまるでマシンガンのようです。このスピードでAFが比較的効いた状態で撮れるのならもはや最強だと思います。

個人的には、運動会の徒競走、子供の滑り台や遊園地などの乗り物系、冬場のソリ滑りやスキーなんかの写真を撮るときに、とりあえずJPEG+RAWモードの連続撮影でドコドコ撮っておいて、後からトリミングして構図などの修正をする、という手法を使います。

動きのあるものを撮るときには、この方法の方が圧倒的に良い写真が撮れます。なにしろ数打てば当たるんです。これは、あくまでも僕の少ないカメラ経験から感じたことなので、マニュアルフォーカスでも良い品質で撮れる方もいるかもしれません。

理由その3、モードダイヤルがイイ!

NEX-5Rでは外観をコンパクトにまとめたせいなのか、他のカメラでは単純に物理ダイヤルで変更できるモード切り替えが、電源を入れてモード選択画面を開かないと変えられない仕様なのです。

α6000 モードダイヤル
α6000 モードダイヤル
SONY α6000 特長ページより

NEX-5Rはコントロールダイヤルのみ
NEX-5Rはコントロールダイヤルのみ
NEX-5Rでも撮影中はすぐにモード切り換えができるのでそれほど不便ではないのですが、電源を入れていなくてもカチカチと物理ダイヤルスイッチでモードを切り換えられる、というのはやはり便利なんです。

理由その4、有機ELファインダーがイイ!

 
  カメラ α6000 NEX-5R
ファインダー 形式 1.0cm(0.39型) 電子式ビューファインダー 別売り
総ドット数 1,440,000ドット  
明るさ調節機能 オート、マニュアル(5段階)  
視野率 100%  
倍率 約1.07倍(35mm判換算:約0.70倍、50 mmレンズ、無限遠、視度-1m-1時)  

とても天気の良い日などの屋外での撮影時に周りが明るすぎて液晶が見えにくい時がたまにあります。

それでもNEX-5Rの液晶はかなり良く出来ているので、「見えない」といったことはほとんどないのですが、ごくごくまれに液晶が見えづらくて、ちゃんと写っているように見えていても写真にしてみるとピントがあっていなかったり、なんて失敗があったりします。

ファインダーはこれまで使ったことがありませんが、液晶が見えにくい時なんかに便利なものなのだと想像できます。電子ビューファインダーなので、液晶に表示されている情報と同じような情報もファインダー越しに確認できるのでなかなか便利そうです。

理由その5、購入したレンズがそのまま使えるからイイ!

僕が所有しているEマウントレンズは、神レンズと言われる SEL50F18 と、普段撮りからズーム、動画撮影にも幅ひろく対応している望遠レンズ SEL18200 、それと軽量コンパクトで使い勝手がとても良い標準レンズ SEL1650 の3本です。これにEマウント最強レンズと言われている SEL24F18Z をそのうち購入予定ですたぶん。

左 SEL50F18 右 SEL18200
SEL50F18とSEL18200

SONY 単焦点レンズ E 50mm F1.8 OSS(SEL50F18)
SONY 標準ズームレンズ E 18-200mm F3.5-6.3 OSS

これらのレンズ類や付属品であるバッテリーもα6000ではそのまま使えるため、カメラ本体(ボディ)だけ購入すればよく、購入費用をかなり抑えることができます。これはかなりのメリットです。

α6000 まとめ

個人的に、一眼レフが敬遠されるのは、なにも重さや大きさだけの問題では無いような気がします。

画質が良くて性能の良いカメラなら誰だって欲しいに決まってる。でもカメラ素人の目線から見れば、カメラだけのために10万も20万もの大金をかけていられないのが現状です。
これだけの機能、画質を持ちながら破格の値段設定
結局のところもうこれに尽きると思います。中級、上級の一眼レフカメラの性能で見れば、α6000の機能は比較的当たり前な機能なのかもしれません。

本格的な一眼レフカメラを購入するとなると、レンズ別でボディだけで考えても軽く10万円は超えてきます。これにレンズを組み合わせると、とても買う気にならないような値段になってしまいます。さらに重たくて機動性・携帯性も悪い上に精密機器でとてもデリケート。

α6000は上位の一眼レフカメラのようなことがそれなりにできて、軽量コンパクトで携帯性にも優れ、それでいて価格も機能の割にはかなり控えめです。もう色々な意味において僕にとっては「調度良い」カメラなのです。

この記事をお届けした
satoの雑技術ノートの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
スポンサーリンク

フォローする