satoの雑技術ノート

脅威の7分超え!ハンドスピナーの簡単メンテナンス

ハンドスピナー 3枚羽

購入当初はよく回っていたのに…。ほとんど回らなくなったハンドスピナーを復活させてみました。

今回はハンドスピナーの回転を復活させるメンテナンス方法です。誰でも手軽にできるわりには効果が高いと思います。

記事後半部分で分解から実際のタイム計測までの動画も載せていますので、あわせて参照してみてください。

今回のハンドスピナーはこれ

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ハンドスピナーはベアリングが命

ハンドスピナーは様々な形がありますが、どのハンドスピナーも必ず中央にボールベアリングが入っています。

ハンドスピナーが回転を続けられるのは、このボールベアリングの回転抵抗が極端に少ないからです。逆にいうと、ベアリングが何らかの原因により抵抗が増した時、ハンドスピナーは止まりやすくなる、といえます。

前はもっと回っていたような気がするんだけど。

ベアリングの回転力が落ちたと感じた時、是非とも試してみてほしい方法があります。それがベアリングのメンテナンス、脱脂です。

ハンドスピナーの分解

まずはハンドスピナーを分解します。分解といってもハンドスピナーの構造は恐ろしく単純なので、誰でもできると思います。

ハンドスピナーの中央手持ち部分を回します。この部分はネジ止めになっているので、左回しで開けることができます。

中央のネジを開けると内部にもう一つネジがあります。

このハンドスピナーは親切にも切り欠きがあるので、そこを抑えながら左回しでネジを開けます。

2つのネジを外すと、ハンドスピナーの命ともいえるボールベアリングが出てきます。

ボールベアリングの脱脂

詳しくは動画を見てみてください。

動画内で実際に1分も回らない回転が悪いハンドスピナーを脱脂洗浄しただけで、最終的には7分超えしています。脱脂の効果がいかに優れているかわかると思います。

必要道具

脱脂に必要なものは「無水エタノール」と「エアダスター」です。無水エタノールの代わりにパーツクリーナーでも良いと思います。

無水エタノールとエアダスター

無水エタノールもパーツクリーナーも火気厳禁なので、取扱には十分注意してください。

他にはベアリング洗浄用にジャムなどの空きビン、拭き取り用にキッチンペーパー、ベアリングをつまんだりするのにピンセットなどがあれば完璧です。

ジャムのビンとピンセット

ベアリング無水エタノール漬け

ジャムのビンに無水エタノールを少量(ベアリングが浸るくらい)入れて、そこにハンドスピナーから取り外したボールベアリングを入れてグルグルかき混ぜます。

内部まで完全にヒタヒタになるようにしばらく漬けておきます。

エアダスターで無水エタノールを飛ばす

取り出したベアリングをキッチンペーパーで拭き取ります。ティッシュとかだとホコリがひどいので、拭き取りはキッチンペーパーが良いと思います。

エアダスターをベアリングのボール部分に吹きかけて乾かします。エタノールは揮発性の高い液体なので、少しエアを吹くだけですぐに蒸発してしまいます。

動画でもわかるかもしれませんが、エアを吹きかけると、ベアリング内部でボールが高速回転します。

元に戻して終了

脱脂が終わったら分解の逆手順で元に戻して終了です。

非常に簡単な作業ですが、たったこれだけで死にかけていたハンドスピナーがびっくりするくらい生き返ります。

最終的には7分47秒も回転した

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