この本で書かれているメモ書きの手法は、A4の用紙を横にして、上にタイトルを入れて、下に4行~6行の本文のメモ書きを1枚1分以内に書き、かつ、1日10枚を目安にメモにして残していく、という手法です。
現実問題として、思いついた時にA4用紙をサッと取り出して書けない、ということ。落ち着いて書ける場所、それを誰の目にも触れずに保存できる場所がない、ということから、この本に少しだけ反することになりますが、僕流にiPad miniでメモを書いてみよう、という考えに至ったわけです。
iPad miniで手書きメモをとること【前編】
記事の文量が多いので、今回は前編、後編にわけたいと思います。こちらは前編です。
デジタルなの?アナログなの?iPad miniで手書きメモをとること【後編】
前編
・使用しているスタイラスペン
・実際の動画など
後編
・使用しているアプリ
・手書きのメリット・デメリットなど
目次
スタイラスペン【Renaissance Pro】
僕がiPad miniで使用しているペンは Renaissance Pro というスタイラスペンです。ここでは簡単にこのスタイラスペンをご紹介をします。
このペンはペン先1.9mmという極細タイプなので、太めのスタイラスペンよりも書いている箇所が確認しやすく、普通のボールペンと同等な感じで書ける利点があります。
透明な円型プレートのついたスタイラスペンもありますが、円型プレートが精密で、どこかにぶつけたり、落としたりすると外れて無くなりやすく、個人的に気を使うのでやめました。
書き心地
Renaissance Pro(ルネッサンスプロ)で書き始めて最初に気がつくのは、ペン先がゴムのようなやわらか素材ではなく、どちらかというとプラスチックのような固めの素材のため、カツカツ音が出るということです。
このカツカツ音は割りとよく響くので、図書館や静かなオフィス、電車の中など、人の迷惑になりそうな場所では気になって使えない感じです。僕がiPad miniでメモを書いたりして思案するのは、ほぼ9割方、仕事帰りの車の中、という状況のため、音に関しては全く問題はありません。
さらに、前記した固めのペン先素材のため、iPadの液晶表面上ではツルツルよく滑ります。紙にペンで書く時のような指先に感じる微妙な抵抗がないので、感覚として慣れるまでは少し違和感があるかもしれません。
画面に傷つかないの?
あまりにも、カツカツ活活、いうものだから、熱く激しくメモをとると、筆圧によってはiPad miniのディスプレイ面に傷がつかないかしら、などと少し心配になります。
これに関しては、以前にクリスタルガード・グラスアーマーを塗ったためなのか、もともとiPadの表面が強化ガラスだからなのかはわかりませんが、今のところ大丈夫そうです。
クリスタルガード・グラスアーマー
2Hとかでもポキポキ芯を折ってしまうような方や、ラオウのような筆圧の方など、少しだけ心配です。
クリスタルガード・グラスアーマーをiPadminiに塗って色々やってみた
電池の持ち具合
電池は単4電池1本を使用します。
僕はエネループ2本でローテーションして使っています。1本でも充分すぎるくらい電池が持つので、2本あるとまったく電池切れには困りません。
使用頻度にもよりますが、毎日ちょこちょことメモをとる程度の使用(1日10分~30分くらい)で、2週間は普通に使えています。2週間くらいしたら予備の電池に切り換えて充電に回すようにしているので、どのくらい電池が持つのか詳しい検証はしていません。
予備電池を大量に持ち歩きたい方には、Amazonベーシックの電池とか安くてお勧めです。これウチでは子供のおもちゃ用に単3、単4ともに大量購入して使用しています。充電器はエネループなどの他社の充電器でまったく問題なくイケます。
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このペンの残念ポイント
このペンの最も良くないところとして、電源スイッチが指が触れる部分(ペンを握る部分)についている、ということがあげられます。
白く光ってるのが電源スイッチ
構造上、この位置じゃないとダメなのか、それとも操作性に配慮してあえてこの位置なのかはわかりませんが、誤操作に気を使う場所に電源スイッチが配置されていることは確かです。
慣れると自然とスイッチの場所を避けて使い出すので問題なくなりますが、電源スイッチは、一番上(シャープペンだと芯を出すのにカチカチするところ)に付けるのが理想かと思います。
実際に書いている動画
実際に Renaissance Pro でiPad miniに手書きしている動画です。カツカツ音、書いている時のなめらかな感じなど、参考にしていただければ幸いです。字が汚くてすいません。これでも丁寧に書いている方なんです。
つぎ、後編では手書きメモに使用しているアプリなどの紹介です。